「野球をやりたい!」と子どもに言われたものの、費用の事やらお当番やらご両親にとっては不安のタネが多いのではないでしょうか?今回は4年生のお子さんをお持ちのお母さんにいずみ少年野球クラブの様子についてインタビューしてみました。

 

Q. ハルト君が入部するきっかけと入部した頃のお話を教えて頂けますか?

A. ハルトが入部したのは3年生の4月でした。その前に夫が体験入部を勝手に(笑)申しこんでしまい、1 度体験したら「僕、絶対野球部に入る!」と言われてしまって。私も夫もフルタイムで働いていて、3歳下に双子の妹もいるんです。「お当番とかあるだろうし正直キツイなぁ」と思ったので、しばらくはダメ出ししていました。

 

Q. それでも入部する事になったんですね?

A. ハルトが自分から「これをやりたい」と言ってきたのって野球が初めてだったんです。それまでは何をやってもそれなりに楽しんでいるようには見えたんですけど、「スイッチが入る」って、こーゆー事を言うのかと思うくらいしつこくて。根負けしました。

 

Q. 入部してみていかがですか?特にお当番とかは

A. 生活は一変しましたね。週末は早寝、早起きの健康生活になりました(笑)。お弁当が大変かなと思いましたけど、朝作るのが大変な時はお店で買ってきたものでも大丈夫な事が分かって気が楽になりました。ちゃんと作ってますけどね(笑)。お昼前にグラウンドに届けるっていうウラ技も覚えました。

お当番は月に1回か多くても2回くらいです。小さい子供がいる間は免除して頂けるシステムもあるようですし、内容自体はそれほど難しいものではありません。大変なのは夏の日焼け対策と真冬の防寒ですかね。自然環境には勝てませんね。

以前はお当番が無いチームの方がいいって思ってたんですけれど、先日他のチームの方のお話を聞いたら「当番制ではないんだけど、お手伝いしてくれって言われる事があって。当番が無いことで逆に断りにくいの」と言っていました。当番日にお当番としてしっかりやれば、他の日は自分の為に使えます。子供を1日預かって頂いているみたいな感じがする時もありますね(笑)。でも、お当番の日じゃなくても試合がある日なんかは子供の様子が気になって結局グラウンドに行っちゃうんですよね。で、行ってみると、他のお父さん、お母さん方もみんな来ている(笑)そんな感じです。

 

Q. お子さんの様子は気になりますよね

A. もちろん自分の子どもの事は気になります。でも入部してみて初めて分かったんですけど、他の子ども達のこともすっごく気になるんです。自分の子どもがいっぺんに増えたみたいな(笑)。きっと、私だけがそう思っているんじゃないなっていうエピソードがあるんですよ。それまで全然打てなかったハルトが公式戦で初めてヒットを打った時に、周りにいたお母さんやコーチ達が次々に「おめでとう」っていいに来てくれました。初ヒットだって分かってるんですよ、みんな。自分の子供だけじゃなくて他の子どもの事もしっかり見てくれているんですよね。あの時は本当にうれしかったです

 

     2020年ジュニア

 

      いずみ少年野球クラブの子供たちはみんな可愛いですよ

 

Q. チーム競技ならではの良い点ですね。話は変わりますが、野球というと道具に費用がかかるイメージがありますが、その辺りはいかがでしたか?

A. 入部してすぐの時は上から下まで先輩方のお下がりのお世話になりました(笑)。最初に買ったのはスパイクと、帽子、ソックス、野球用のリュックサックくらいです。バットとグローブまでお下がりを頂きました。幸いなことにいずみ少年さんのユニフォームはズボンが白なので、普通の練習用ズボンが使えるのがいいですね。ネットとかで見られますけど、安いのがたくさんあっていいですよ。どうしても新品がいい、という方でなければそんなにかからないと思います(下記参照)。子供ってすぐに大きくなっちゃいますからね。それから、ヘルメットはチームから貸与されるので、グラウンドに向かう自転車に乗っている時にも頭を守ってくれるので助かりますね。

 

 ユニフォーム(上):5250円  ユニフォーム(下):2500円  帽子:3200円

 アンダーシャツ・長袖ハイネック:1700円  半袖ローネック:1400円

 アンダーコート:2000円  ベルト:900円  スパイク:4250円   いずれも税別 H27.8現在

 

Q. 土日が練習でお子さんとの時間がないということはありませんか。

A. もちろん以前と同じではありませんよね。でも、いつでも出かけられないからこそ一緒にいる時間を大切にできるようになった気がします。連盟の方でもその辺りを考えていてくれるようで、低学年のうちは親子トスベースボール大会というのがあって、子どもと母親が一緒にプレーする機会もあるんです(写真参照)。子ども達と円陣を組んで一人ずつ順番に「ぜったい勝つぞ!」って掛け声をかけていくんですよ。もちろん、お母さんも(笑)。私は野球とか全くの初心者ですけれど、一緒に楽しませて貰いました。

 

 

   子どもたちと一緒に出来るのは低学年ならではの楽しみです

 

Q. 妹さん達はお母さんがお当番の時などはどうしているんですか?

A. 私の場合は実家が近いので両親に預けることもありますけれど、一緒にグラウンドに行く事が多いですね。子供達も「グラウンドで遊びたい」ってついてきますから。女の子の兄弟がいる選手も多くて女の子同士で遊んでいます。遊び場所には困りませんから。この子達(写真参照)なんて、兄妹みたいに見えるかもしれませんけど、違うんですよ。娘達もお兄さんやお父さんが増えて楽しいみたいです(笑)。

 

  仲良し兄妹みたいですよね

 

Q. いずみ少年野球クラブの良いところはどこでしょうか?

A.良い意味で結果にこだわり過ぎないところでしょうか。試合を見て頂くと分かるんですけど強豪って言われてるチームって監督とかコーチがものすごく怖いところが多いんです。子ども達もちょっとこわばって見えるんですよね。良いプレーしたのに嬉しそうな顔しないなぁって。いずみ少年野球クラブの子どもたちは楽しそうにやっている子が多いと思います。ヒット打ったりすると試合中でもニコニコしてたりして、「あぁ、この子たちは楽しみながら野球をやれてるんだなぁ」と感じますね。試合中に出る監督からの指示が「笑え!」とかだったりするんですよ、ホントに(笑)。小学生で子ども達の野球人生が終わるなら何が何でも強いチームに入れるんでしょうけれど、まだまだ彼らの野球人生は始まったばかりですからね。もちろん、楽をさせている訳ではないんですけれど、野球の楽しさを教えてあげたいならこのチームがぴったりだと思います

あとはグラウンドでしょうか。たぶん、私立の強豪高校でもここまでのグラウンドはないんじゃないかなって思います。こんなに素晴らしい環境でやらせて頂けるのは今までチームに携わって頂いた皆さんのおかげだと思います。本当にありがたいことだと思います。

 

  天然芝、サブグラウンド付きの練習場

 

 

Q.最後になりますが、入部をお考えのお父さん、お母さんに一言お願いします。

A.新しいことを始める時って不安ですよね。私もそうでした。それって、情報が少ないからだと思うんです。それで今回、私がお手伝いすることになったんですけど、少しでも参考になっていればいいなぁと思います。ネガティブな情報って口コミでもすぐ伝わりますけど、ポジティブなものって少ないですよね。あんまり楽しんでるとちょっとおバカに見えちゃうんですかね(笑)。でも、ハルトが野球を始めたことで、今まで経験したことがない「楽しみ」にもたくさん出会えました。今ではハルトと二人で浜スタに野球観戦に行ったりしているんですよ、2人ともベイスターズのユニフォーム着て。完全にハマってますよね。ドロドロのユニフォームを洗うときだけはちょっとめげますけどね(笑)。

小学生って親子で一緒に何かをやるには一番いいタイミングだと思うんです。もっと小さい時はどうしても親が主導になっちゃうし、中学生以降になれば応援することは出来ても一緒に何かをやるのは難しくなってくると思います。本当の意味で「親子で一緒に頑張る・楽しむ」って小学生の特権だと思います。「案ずるより産むが易し」っていいますけど、やってみると何とかなることも多いですよ。体力がなくて「気が利かない」って夫に言われる私でも何とかなっていますから。野球が好きならどこのチームでも良いからやってみることをお勧めします。でも、野球の楽しさを感じてみたいならいずみ少年野球クラブを見てから決めても良いと思います。ちょっと宣伝になっちゃってますね(笑)

 

 

  子どもたちとの野球観戦           お気に入りの石田投手の前で ハルトママ

 

ハルトママ、ご協力頂きありがとうございました。

 

 

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